シイタケ菌糸体とは何なのか?

シイタケ菌糸体とは何なのか?

 

シイタケ菌糸体】・・初めて聞いた・・。

 

父親が病気になって、毎日インターネットでガンや悪性リンパ腫、抗癌剤などを調べているとき、目に飛び込んできた。

 

もともと私は食材の効能などに興味があり、特にキノコ類の”しいたけ”の効能には惚れ込んでいた。
その惚れている、しいたけの”菌糸体”という部分。

 

「なんだ?シイタケ菌糸体とは?」

 

調べれば調べるほど、そのスゴさに引き込まれていきました。

 

上の図にもありますが、スーパーなどで売っている、普段食べている栄養満点の”椎茸”(子実体)を作り出す根っこの部分、これが【シイタケ菌糸体】です。

 

残念ながら普段お目にかかることはありませんが、木の中にくもの巣をはったように広がっていて、木の栄養成分をしっかり吸収し栄養を送り込みながら、あの”椎茸”の形を作り出してくれます。

 

もともと、シイタケ子実体由来の成分、レンチナンの”抗腫瘍効果”は胃がんの抗癌剤として承認されているというのは知っていました。
普段食べている椎茸にも、実に様々な栄養成分が含まれているのは周知のとおりですが、生シイタケをはるかに上回る数値の栄養成分が含まれ、生シイタケにはない有用成分があることもわかっています。

 

それどころか【シイタケ菌糸体】には、同じキノコ類でガンに良いとされているアガリクスや霊芝には報告のない貴重な成分、αグルカン、バニリン酸、シリンガ酸、アラビノキシランが含まれているのを、専門家と小林製薬とが共同で学会、論文にて報告しています。

 

研究では、多くのがん患者さんには、がん細胞を攻撃し排除できる免疫細胞自体はしっかり体内に存在しているのだそうです。

 

しかし、がんになってしまうと、がん特有の”免疫を抑え込まれた状態”『免疫抑制状態』になってしまい、免疫力が本来の力を発揮できなくなってしまう・・・

 

それは、本来「免疫細胞」の暴走を抑制してくれる役割をするはずの、健康な人にも存在する「免疫抑制細胞」が、がんになると異常に増殖してしまい、この『免疫抑制状態』を引き起こす主な原因の1つだと明らかにされています。

 

簡単に言うと、『免疫細胞』に攻撃されそうながん細胞が『免疫抑制細胞』に「あいつら暴走したぞー!数を増やして抑え込んでしまえー!」とそそのかし続け、攻撃されないのをいいことに、自分(がん細胞)はどんどん成長し、味方を増やし、そのうちあちこちに仲間を分散していく、といった感じでしょうか。

 

しかし、シイタケ菌糸体には、がんに対する免疫力を抑制する「免疫抑制細胞」の増殖を抑え、がんに対する免疫力を回復し高めてくれる作用を持つことが報告されています。

 

シイタケ菌糸体】については、大阪大学、広島大学、山口大学、金沢大学、近畿大学をはじめとした大学医学部の先生方や菌糸体研究会、専門のクリニックや総合病院の先生方、製薬会社などにより日々研究が進められているということは、やはり、それだけ可能性を秘めているということなのでしょう。

 

しかしこの【シイタケ菌糸体】。

 

わずかな時間で、簡単には出来上がらないようです。温度や湿度など徹底して管理された環境で、1つ1つ人の手によって培地に丁寧に接種していくそうです。

 

そして何ヶ月もかけ育成し、凝縮させる。

 

ここまでたどり着いた、研究してきた先生方ももちろんすばらしいですが
顕微鏡でないと見えないような菌が人間の体にこんなにすばらしい効果をもたらしてくれる。

 

守ってくれる・・
修復してくれる・・

 

食べ物に感謝、自然に感謝、・・あらためて、そう思いました。  

 

 

                       =シイタゲンαって何?=

 

                      =シイタゲンαの成分は?=